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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第12章 俺はひなを大事に想ってるからさ




一旦家に帰ると今度は車を置いて、歩きでひなの職場のあるデパートに向かった。

閉店になったら駐車場には入れないし、近いから歩きでも全然問題ない。


「――あ、あそこがスタッフの出てくるドアなハズ。
だったら、ここにいたら大丈夫だね」

少し離れた位置だけど、ここから先はデパートスタッフじゃないと入れないところだから仕方ない。
車で来てるスタッフは向こうのスタッフ駐車場の方に行き、ひなは歩きだからこっちに向かってくるハズだ。



「……閉店時間になった。
もう少ししたら出てくるかな」


まさか俺が迎えに来てるなんて思ってないだろうから、ひなの反応が楽しみでワクワクしてくる。

そんな時、俺の側をひなの店のロゴが入ったレジ袋を抱えた人とすれ違った。

あー…親父も昔は、こうやって買って帰ってたんだよなぁ…


…なんて物思いにふけっていると、人の影と話し声が聞こえてきた。



「そうだ、ひな坊。
お前に提案があるんだけどな」

「え、提案って何のですか?」

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