
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第16章 サプライズのつもりが、大事にされちゃったよ
「あー!
思い出したー!!」
「ぅひゃあっ」
すると突然、作業場にいるスタッフのひとりが大声をあげた。
慌てて久保店長と一緒に声の主のもとまで駆けつけてみたのだけど、そのスタッフも私の顔を見て得意気に言い出したのだ。
「あの、どうしたんですか!?」
「あぁひなちゃん、やっと思い出したのよ!
あの時、お客さんから聞かれた名前!」
「名前?」
「イチゴとバラ! イチゴバラよ!
確か赤っぽい感じの名前だと思ってたら、やっぱり赤っぽかったでしょ?
あースッキリしたわぁ」
「イチゴ…バラ…!?」
以前、赤っぽい感じの名前の人についてお客さんから問い合わせがあったって聞いた。
その答えが『イチゴバラ』だったと言われ、ああ確かに赤っぽいなと納得しつつも、と同時にドキっとしたのは言うまでもない。
世の中には珍しい名前はたくさんあるけれども、逆に言えばそれと同じ人ってのはなかなかいない。
ましてや『盆子原』なんて名前は、慎吾くん本人とその家族以外、知らないんだから…!
思い出したー!!」
「ぅひゃあっ」
すると突然、作業場にいるスタッフのひとりが大声をあげた。
慌てて久保店長と一緒に声の主のもとまで駆けつけてみたのだけど、そのスタッフも私の顔を見て得意気に言い出したのだ。
「あの、どうしたんですか!?」
「あぁひなちゃん、やっと思い出したのよ!
あの時、お客さんから聞かれた名前!」
「名前?」
「イチゴとバラ! イチゴバラよ!
確か赤っぽい感じの名前だと思ってたら、やっぱり赤っぽかったでしょ?
あースッキリしたわぁ」
「イチゴ…バラ…!?」
以前、赤っぽい感じの名前の人についてお客さんから問い合わせがあったって聞いた。
その答えが『イチゴバラ』だったと言われ、ああ確かに赤っぽいなと納得しつつも、と同時にドキっとしたのは言うまでもない。
世の中には珍しい名前はたくさんあるけれども、逆に言えばそれと同じ人ってのはなかなかいない。
ましてや『盆子原』なんて名前は、慎吾くん本人とその家族以外、知らないんだから…!
