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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第16章 サプライズのつもりが、大事にされちゃったよ

「あ、あのっ
で、そのお客さん、盆子原さんに何の用だって言ってたんですか!?」

「え、用?
用って言うか…イチゴバラって人いますか?って言われただけだからねぇ」

「そうですか…。
えと、どんなお客さんだったんですか?」


そのお客さんは、慎吾くんを探して聞いてきたのかな。
それとも、例えば慎吾くんの今のお母さんが昔ここに勤めていたとか?


「どんなって、きれいな女の子だったわよ。
そうね、ひなちゃんみたいな感じ?」


いやいやいや!
34歳の私はきれいな女の子ではないし、私を基準にしたのなら、その人は30代って事ですよね!?

それだと余計にわかんないんですけどぉぉ!?



「久保店長!
お客さんから問い合わせが来てるんですけどー!」

「お? わかった、すぐ行く。
じゃあひな坊、お疲れさん!
まだ明るいとはいえ、気を付けて帰れよ」

「あっ、久保店…っ」

赤っぽい名前の人の件で話している間に、久保店長は私に軽く手を挙げながらレジの方へと行ってしまった。

あーしまったぁ。
肝心な話の方ができないままになってしまった。

……18時も過ぎてしまったし、お客さんも増えてきて忙しくなりそう。


「お疲れさまでしたぁ…」


仕方ない。
話は明日でもいっか。










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