テキストサイズ

毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第16章 サプライズのつもりが、大事にされちゃったよ

店長への妊娠報告は明日にするとして、とりあえず仕事からあがった。

こんな時間に帰れるのは不思議な気分になるけれど、でもおかげで自分の時間が増えたみたいでウキウキする。


「今日からは、これが当たり前になるのかぁ。
晩ごはん、何を作ろうかなぁ」


買い物も、仕事が終わってそのままこのデパ地下でできるから楽ちんだ。
昨日はハンバーグだったから、今日は中華にしてみようかなぁ。



「――それにしても、あれはどんなお客さんが誰を探してたんだろう?」


ふと思い出す、例の話。

以前の赤っぽい名前が“盆子原”なのはわかったけれども、代わりに私にだけモヤモヤが残ってしまった。

私は慎吾くんと結婚はしたけれど、盆子原に嫁いだわけではないから私は盆子原ではない。
でも慎吾くんはここでバイトしてたとかそんな事もないわけだし、慎吾くんのお母さんなわけでもないと思う。


「うーん…」

帰ったら慎吾くんに聞いてみようかな。
それとも、他に盆子原って人が別にいるのかなぁ。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ