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………頭がついて来れないまま、時間だけが過ぎていく。

ええと、何かよくわかんないけど、私は慎吾くんになっちゃっている。
それってつまり、私は慎吾くんなわけで…（混乱）


――ブルッ

時間と共に少しずつ落ち着いてきたのか、尿意を思い出したみたいだ。
目が覚めたあれから更に時間が経ってるから、また少しおしっこが溜まってきたのかもしれない。


「と、とりあえずトイレだよね。
トイレ……え？
慎吾くんの身体で、トイレ…？」


どんなにパニックになっていても、生理現象だけは待ってくれない。
ムズムズしてくる下腹部に、私は頭が整理つかないままトイレに向かった。




「えっ……と…」

そしてトイレに入り、便座の前でまた立ち尽くしてしまう。

男の人のおしっこって、どうやるんだっけ…？

いや、何となくわかってるんだけど、それを今から自分がやるのぉ！？