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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第20章 悪運はまさかの再会だけじゃなく…!






――結局

細い真っすぐの道を戻り、そこを迂回して通れるよう遠回りをした。

その間ももちろん大粒の雨は振り続けていて、私はどんどん濡れていってるわけで。


「ううぅ、冷たいぃ…。
やっぱり傘、買えば良かったかなぁ」


髪に濡れた雨が、額から顔へと流れてきた。
夏とはいえ、荷物を手に持って雨に濡れながら歩き続けるのはわりとツラいかもしれない。




「はぁ…長かった。
でもここをずっと行けば、あの道の先に続くから後は……………はっ!?」

ようやくゴールへの光が見えてきたかと思った矢先だった。
様々な色のつなぎを着た男性たちが、ゾロゾロと歩いてこちらに向かってきている。

それってもしかして、休憩か作業が終わったかで事務所かどこかに帰ってる途中ってヤツだったりー!?

もちろんその集団の中には深紫色のつなぎをアイツもいる。
女子高生みたいにかたまって歩いてるわけじゃなく、ひとりひとりバラバラなので会話もしておらず、反対側から私が通れば気付かないハズはない。

これはもしかしなくても……


さっきの道に戻った方がいいって事ーーっ!?





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