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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第22章 “ひなちゃん”は、俺の奥さんなんだよー!




俺がデパ地下のおかず屋さんに着く頃には、今晩のおかずを求めてきた主婦が何人もいた。

ヒョイッと上から並んでるおかずを覗いてみると、人気のから揚げやサラダはたくさん用意してあるからか十分残っている。


「から揚げは昨日も食べたしなぁ。
俺は毎日でも良いんだけど、ひなはどうかなぁ………
わっ、と」


そんな中、主婦たちの間に強引に入り込み、いくつものおかずを取ろうと大きな手が伸びてきた。


「………」

それはこの場には似合わないって言うか、まるで土木か鳶職人のようなつなぎを着ている男だった。

俺もいい加減大食いの方なんだけど、その男はそれ以上に大量のおかずを次々と取っていく。
あ、自分だけじゃなくて誰かのも一緒に買ってるのか?


「………っ」


一瞬チラリと見られて目が合ったが、その男はすぐにそらして大量のおかずをレジに持って行った。

作業着だし、職場に持って行くとかそういうやつなのかな。

俺も負けじと多めのおかずを手に取ると、ソイツの後ろに並んだ。

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