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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第26章 藤村の助け舟を…!






「ただいま」

「あ、お帰りなさい、慎吾くん」


藤村を家に送った後すぐに車を飛ばしたけど、自宅にはひなの方が先に帰っていた。

買い物もして帰ってるみたいだけど、既に美味しそうなニオイがキッチンから漂ってきてるよ。


「ひな、今日のご飯なに?」

「とりカツのタルタルソース添えだよ」

「タルタルソース!?
やったね! ソレめっちゃ美味しいヤツだー!」


とりカツのタルタルソース添えは、以前ひなのお店でも扱ってたメニュー。
今の時期はやってないらしいけど、そういうのが家で食べられるんだから俺は得した気分だよー!


「……ん? コーヒーの匂いだ。
慎吾くん、コーヒー飲んだ?」

「えっ
あ…うん、帰りに喉渇いちゃってさ。カフェオレを自販機で買って飲んだよ」

「カフェオレにしてはコーヒーの匂い強いんだね。
慎吾くん、コーヒー苦手かと思ってたよ」

「あぁ、俺は甘いやつなら好きだよ。
ひなと一緒で癒やされるからねー♡」

「ひゃんっ//」

半ばごまかすように、俺はひなの胸に抱きついた。
そして胸の中で「はーっ」と息を吐いて臭ってみたけど、確かにブラックコーヒーの余韻が残ってるかもしれないな。


「やだっ、慎吾くん!
汗とか付いてるから臭っちゃダメだよぉっ//」

「あはっ
ひなはいつでも良い匂いだよ」


別に悪い事をしたつもりはないんだけど、コーヒーがひなにバレただけでドキッとしたな。
言ってもいいんだけど、そうすると俺が藤村を使ってレベルアップしようとしてるのが露骨だから言いたくないんだよなぁ。

…うん、そういうところも気を付けよっと。



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