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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第26章 藤村の助け舟を…!

ドックン ドックン…

そんな可能性なんて微塵も考えてなかったから、まさか自分に起こったなんて目の当たりにされ、鼓動が大きく打ち始める。

明日の予約がキャンセル…。
そのひとりで俺のノルマは達成だったのに、それがキャンセルになるって事は――――…


「…まだ一日あるし、わからないよね。
運が良かったら、予約が入る可能性もあるかもしれないしさ」

さっきの間に、キャンセルの電話でもあったんだ。
電話や受付は俺が当たる事が多いけど、その時間は藤村の対応をしていたから他のスタッフが出たんだろう。

どういう理由でキャンセルになったんだ!?
俺がそれに対応してたら、上手く言ってキャンセルを免れたかもしれないのに…っ


「まぁまぁ妹尾君、別に今月じゃなくても毎月チャンスはあるわけなんだからさ。
来月にでも――」

「今月じゃないと駄目なんです!
明日は、俺とひなの誕生日なんだ!
せっかく嬉しいニュースを報告できるって思ってたのに、来月じゃあ……」


これが俺の今の実力なのか?
ほとんどインチキみたいに藤村に来てもらっても、それでもノルマは達成できない。

来月にまた藤村に来てもらおうなんて、そんな甘い事なんて言ってられないよ!

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