
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第28章 奇跡を信じてみるよ
俺は藤村の両肩を掴み、大きく引き離した。
そして前にここに来た時と同じように、フツフツと怒りに似た感情が込み上げてくる。
いや、怒りじゃない。
自分に対しての情けなさだ。
「明日の予約はどうしても欲しいよ。
でもそんな事、俺はしちゃいけない」
「慎吾クン真面目すぎだよ!
イマドキ真面目だけじゃ、社会にはついて行けないよ!
見えない所で上手く根回しするから、上に行けるんだよ」
「そんなのわかってるよ!
でも俺は……それでひなを悲しませる事だけはしたくないんだ」
「バレないって言ってるじゃん!
あたしは2番で良いんだよ!?」
「1番とか2番じゃない!
俺にはひなだけなんだよ。どんなにバレなくっても、俺には事実として残るんだ…っ」
今月だから、このレベルアップには意味があった。
これで一回り大きくなった俺を、ひなに報告したかったんだ。
でもそれができなかったのは、単なる俺の実力不足。
それを裏でこんな事をして上げたレベルなんて本当のレベルアップじゃないし、こんなんでひなに報告なんて、俺には到底できないんだよ!
そして前にここに来た時と同じように、フツフツと怒りに似た感情が込み上げてくる。
いや、怒りじゃない。
自分に対しての情けなさだ。
「明日の予約はどうしても欲しいよ。
でもそんな事、俺はしちゃいけない」
「慎吾クン真面目すぎだよ!
イマドキ真面目だけじゃ、社会にはついて行けないよ!
見えない所で上手く根回しするから、上に行けるんだよ」
「そんなのわかってるよ!
でも俺は……それでひなを悲しませる事だけはしたくないんだ」
「バレないって言ってるじゃん!
あたしは2番で良いんだよ!?」
「1番とか2番じゃない!
俺にはひなだけなんだよ。どんなにバレなくっても、俺には事実として残るんだ…っ」
今月だから、このレベルアップには意味があった。
これで一回り大きくなった俺を、ひなに報告したかったんだ。
でもそれができなかったのは、単なる俺の実力不足。
それを裏でこんな事をして上げたレベルなんて本当のレベルアップじゃないし、こんなんでひなに報告なんて、俺には到底できないんだよ!
