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毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画

第29章 今日は最高の誕生日だよ!

時計はもう17時を40分も過ぎていた。
美容院にいるお客さんも私ひとりだけになっていて、後は美容師さんが片付けをしたりしている。


「えっと、車に乗って待ってたらいい?」

「あぁ、ひなにキー預けとくよ。
エアコンつけて、暑くないようにするんだよ」

「エアコン?
えー…どれがスイッチだっけ」


実は免許だけは持っているのだけど、車には乗れないままでいる私はいわゆるペーパードライバー。
だもんで、窓を開けたりはできるけども、中の付属物関係は一切触らないからわからないΣ
だから慎吾くんがいないと、私ひとりじゃ何もできないんだよねぇ。


「あー…じゃあちょっとの間抜けさせてもらって、エアコンつけるとこまで俺がやるから…」

「ここで待っててもらってもいいよ、妹尾君」

「オーナー!」

出入り口の前でのやり取りを見ていただろうオーナーと呼ばれた男性が、待合室のソファに手を向けた。
オシャレなちょび髭の似合うこの男の人が、慎吾くんの上司さんなんだろうな。


「それと妹尾君、これで今月のノルマ達成で、来月からは美容師としてのランクがアップするよ。
おめでとう!」

「そうか…っ
やった、やったよひなぁ!!」

「ひゃあっ//」


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