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リビングに一緒に入ると慎吾くんはソファに腰を下ろし、両手を広げて私に向けた。


「おいで、ひな。
俺に跨るように乗っかってごらん」

「え、でも乗っちゃったら重いかも…//」

「いいからいいから。
ほら早く」

「あ、うん…//」

言われた通り、慎吾くんの上に向かい合うように乗った。
なるべく重みがかからないように、膝に力を入れて…


「そのまま俺に、もたれかかって」

「わぁ」

背中を抱きしめられ、ピッタリと身体が密着した。
ソファの背中が少し傾斜がかっているのもあって、座ったままうつ伏せになってるみたいに身体が楽に感じる。


「ひな、いま一番頑張ってるもんね。
無理しないでって言われても、絶対に無理してるでしょ」

「えぇっ
や、そんな、無理してるつもりはないハズなんだけどぉっ」


そんな風に言われると、ドキッとしちゃう。
何だろう、慎吾くんは私の事を何でも見透かす能力があるのかもー！？