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慎吾くんの癒やし効果はバツグンで、ずっともたれかかりながら背中を撫でられていると嘘みたいに楽になれた。

あったかくて気持ちいいし、もうずっとこのままでいたいーって思っていても、さすがにこの時間にまでなるとグゥとお腹の虫が鳴いたみたいだ。


「…お腹すいちゃったね」

「ん、ひなは食べれそう？」

「うん。もう全然気持ち悪くないし、治っちゃった。
ぁ、でも…」


とは言え、もう冷えちゃっただろうハンバーグをレンチンすれば、またお肉のニオイに反応しちゃうかもしれない。

私の分は元々慎吾くんのよりも小さい形で焼いたんだけど、その更に半分くらいしか食べれないかもしれないかなぁ。



「そうだ！
ひな、うちに大根ってある？」

「うん、冷蔵庫に残ってると思う」

「よっし。じゃあ食べに行こっか」