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「あっ、そうだ！」


連絡するって言われて、ついそのまま待ってたんだけど、そういや最後にくれたメールは全部見てなかったんだっけ。

またみんなでオードブルつまみながら集まろうぜって話だったのは覚えてるんだけど、まだ何か書いてあったよな。


「えーっと………」

メールの受信ボックスを開いて、今朝来てた小野からのメールをもう一度見直した。


＊＊＊

おお、返信サンクス！
確か慎吾のメアドは単純だったから推測で送信したけどちゃんと届いたわw

実はさ、ちょっと相談あるんだけどいいか？
前にみんなで藤村ん家に集まったじゃん？
あれまたやらね？

それでさ、ちょっと頼みたい事もあってさ。
お開きになったら、俺と慎吾と藤村の3人になるように他の奴らを先に帰らせるように言っとくからさ。そしたら慎吾、藤村にちょっとだけ、ちょっかいかけてほしいんだよね。

他の奴らには言ったんだけど、俺いま藤村狙ってんだよ。だから慎吾にはちょーっと悪役やって欲しいって言うか？
こんな悪役頼めるのは、逆にもう結婚してる慎吾しかいないんだよ。
頼むよ！！


＊＊＊



「………………はぁ！？」