
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第36章 過去一怖かったけど、まさかのそんな繋がりが!?
夜間に、職場から家まで以外の道を歩くのは初めてかもしれない。
慣れてる道を歩くのは平気だけども、そこから一歩出ると、夜の先がよく見通せない暗さが一気に不安にさせる。
「この道が産婦人科に行く方でしょ?
その更に1個向こうの道に行ったらいいのよね」
小野さんの言ってた言葉を思い出しながら、少ない街灯を頼りに歩く。
この通りは住宅街になっていて、一軒一軒が大きくて表札もちゃんと出てるからわかりやすそう。これなら、藤村さんの家も簡単にみつけられそうだよ!
「えーっと、藤村…藤村…」
とはいえ、暗い夜にはある程度近付かないと表札の名前を確認しづらい。
まぁ手前から順番にしらみつぶしのように探せば、いつか出会うだろうから………
と、思っていた時だ。
「は?
まさかこの辺に住んでた?」
つい最近聞いた覚えのある声と共に後ろから照らされたのは、車のライトだ。
まさか……
まさかまさか……っ
