
毎日がらぶえっち♡〜年下ダンナ様と、溺愛家族計画
第38章 愛のキューピッドになれたみたいだよー
――そして夜
「ひな」
「あっ、慎吾くんっ」
デパートの通用口から出てきた所で呼ぶと、ひなはパタパタと小走りで俺の側に来た。
「走らなくていいんだよ。
転んだらいけないだろ」
「うぅ、ごめんなさい。
早く慎吾くんの側にって思っちゃって」
「あはっ、ありがとう♡
それと、遅くまでお疲れ。
さ、帰ろっか」
「うんっ」
今日までは、閉店時間まで残って頑張ってたひな。
お腹も以前より膨らんできてるんだから、やっぱりそろそろ頑張らないでもらわなきゃな。
「慎吾くん、今日は焼き肉とナムルが余ったから持って帰ったよ。
帰ったらビビンバ風にしよっか」
「ヤバ!
それ絶対美味しいヤツだ!」
俺はひなの持つ荷物を持ってあげると、代わりに俺と手を繋いだ。
