テキストサイズ

クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜

第13章 カンドゥラ沖の戦い(仮タイトル)


ステンドグラス隊の高度上空からの爆撃が始まった!


ふいをつかれた連邦空軍“ゾーナタ”は無抵抗のまま爆撃に蹂躙されてしまった


想像以上の効果を得られたのは不意打ちだけではなかった

後部カタパルト周辺が破壊されクラングたち攻撃機が出撃出来なくなってしまっていたのだ


ゾーナタは高度を下げながら爆撃をかわすようにジグザク飛行をしようと試みるがもともと巨体なだけでなくエンジンがうまく噴き上げきれずのろのろとした逃走となってしまいなおさら被害が拡大していった


パイロットのジョン・リアリティは出撃も出来ずに苛立っていた

「いったいいつまで爆撃が続くんだッッ!?
 どれほどの敵機が居るってんだよッッ!
 おい、まだカタパルトを開けられねぇのか、
このままじゃ格好の標的だぜッッ!?」


「焦るんじゃねぇ、いまニルスジィさんたちが扉の前に爆薬を仕掛けてるところなんだ!
 扉が吹っ飛んだらすぐに出るぞッッ!」


待機しているパイロットたちはそれぞれコックピットの中でそのタイミングをはかっていた


「フレデリックさん、俺は飛び出たらすぐに上昇します、そのあいだゾーナタをお願いします!」


「まかしとけ、ジョン! 落ちてきた爆撃は全部撃ち落としてやるさッッ!
 それより小隊だけじゃあ心許ないだろ、
 俺の部下も連れて行け!
 お前が中隊長になって殲滅して来い!」


「俺が中隊長? ホントに?」

「あぁ、任せたぜ」



ふたりの会話が途切れたタイミングでハッチの扉が爆音とともに突風がやって来た


「今だ、行けジョン!」



ゾーナタから次々とクラング・ハイノートの部隊が飛び立っていった





ストーリーメニュー

TOPTOPへ