クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜
第13章 カンドゥラ沖の戦い(仮タイトル)
雲の下にまで降下していたジェイムズ機とレス機がリジーの指示通り上空まで退避してきたのだがそこで見えたのは大きな雲のかたまりのそばで爆散するリジー機の光景てあった
2機は即座に危険を察し敵機の姿を確認する前に回避運動をしようと翼を傾けたがその瞬間に狙い撃ちされてしまう
次々と襲いかかってくる連邦空軍のクラング・ハイノートの強襲部隊に優れたパイロットの2人でも逃げ切れない
ジェイムズ機、続いてレス機は翼に被弾しそのままホールドされていた爆薬の誘爆に巻き込まれあっという間に爆散してしまった
これでリジー率いるステンドグラス隊は全滅してしまうのだった
トルコのバルシケル基地でアビゲイルのアフターシン部隊が全滅したのを皮切りにジョー・ディビィーズのベンジェンス隊も黒海海上で、そしてここにリジー・メジーのステンドグラス隊を失ったことによりハルフォード提督の5つの部隊〈ラストディナーパーティー〉はほぼ壊滅状態となった
残るエミリー・バリーの〈ディフェンダーズ〉と新設されたばかりのオーロラ・ニーシュラの〈サッドウィングス〉は前線を張る部隊ではなく諜報活動や新兵器開発いわゆるバックアップの部隊のため大きな軍備を持っていなかった
ましてや病魔に襲われているハルフォード提督自身にも今から練り直す時間がないのだ
エミリーは気落ちするハルフォードを母艦〈イビザ〉に無理やり乗艦させイスタンブールの本部を離れていく
それはアゼルバイジャンからトルコへ陸路で移動してくる〈ムーンブレイド〉と合流するためだ
すでに国境を越えてトルコ入りしていたムーンブレイドはその巨体から幾つもの脚を張り出させまるで昆虫のように岩肌を張って進んでいく
月から降りてきた2つのカタストロフマシーンの激突を直接指揮するためイビザとムーンブレイドが合流しようとしているのだ
エミリー、オーロラ、ハルフォードを乗せたイビザが現地へ急行したとき、すでにそこは戦場だった
隣国のアルメニア軍がムーンブレイドを取り囲み総攻撃をかけていくなか上空から巨大なグリメット軍が強襲している戦場の真っ只中だったのだ
ゾーナタから分かれたグリメット軍は迫ってくる脅威に素早く反応して未知なるムーンブレイドを押さえ込もうと全戦力を繰り出しているところであった
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