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第2章 【第一章】彼女

「颯介……好き」

「僕もだよ、美里」


 僕たちは唇を重ね合わせ、深く口づけを交わした。


「んっ……美里……」


 美里と舌を絡ませていると、小さい破片が口の中に入ってきた。気になって見てみると、それは何かの肉の破片だった。


「!?」

「どうしたの、颯介……。もっと……もっとキスして?」


 美里は舌なめずりをして、僕の首に腕を回してくる。


「まっ……んんっ!」


 美里の舌が絡み付いてくる。
 だけど今度はコリッとした硬い破片と、ドロッとした液体が口の中に入ってきて、僕は美里を突き飛ばした。


「おえっ……」


 トイレの洗面所にそれを吐くと、それらは赤い肉片と白い骨、ドロッとした血の塊だった。



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