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第2章 【第一章】彼女

「……は? ドッキリ?」

「そっ、ドッキリ。ゾンビも颯介が見た謎のおじさんも、み〜んな私が用意したエキストラなの」

「……え?」


 美里が何を言っているのか理解できない。ゾンビも、あのおっさんも……美里が用意したエキストラだって!?


「……っ……」


 僕はキョロキョロと辺りを見回した。エキストラということは、どこかに撮影のカメラがあるはずだ。


「やあ、美里ちゃんの彼氏さん」 


 その時、廊下の影からぬっと男が現れた。


「あっ……」

「紹介するわ。私の仲間の倉田さんよ」


 僕たちの前に現れたのは、医務室にいた怪しいおっさんだった。



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