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人造人間フランくん

第3章 嫉妬心、芽生える。

自室に鍵をかけ、白はベッドに倒れ込んだ。フランが毎日清潔にしてくれているベッドシーツを乱しながら、白は小さく「あぁあ」と声を零す。後悔もあり、憤怒もあった。だがそれよりも、今は火照る体をどうにかしたかった。
「……ん……」
白の指先が、彼女自身の胸に触れる。カップ付きのタンクトップをゆっくりと捲りながら、彼女は自身の胸に控えめに存在する蕾を撫でた。小指の先ほどの大きさもない乳頭をこねながら、彼女はベッドにうつ伏せになる。
「ん、ん……は、あぁ、あ……」
くりくりと撫で回された乳頭は膨らみを帯び、先端がジンジンと熱くなっていく。そこを擦り付けるようにしながら、白は下着の中へと手を入れていく。そこには薄い陰毛に守られた秘華が存在している。
「っ、ぁぅ、あっ……ひぁ、あっ……」
ぬるぬると濡れた秘華に、白くて細い指が滑り込む。短い爪は秘華を傷付けることなく、内側の柔らかい肉壁を解していく。うつ伏せになった白は枕に顔を押しつけながら、浅く荒い呼吸を繰り返す。
「ひんっ……ぁあ、あっ……」
愛撫を重ねるごとに、包皮に守られた秘芽が勃起し始める。赤く熟して膨らんだ秘芽に、白は愛液を絡めながらそこを刺激していく。
ぞくぞく、と、背骨を上ってくる感覚に、白が泣く。
「いく、いくっ……! ぁ、ああっ、あっ……!」
ぱしゃっ、と、秘華から体液が噴き出す。脂肪も筋肉も薄い腹部がびくびくと震えている。白はしばし呆然とベッドに体を置いて、それから静かに瞼を閉じた。
「寝よう……少し疲れた……」
眠ってしまえば、今日の悲しみは解決するだろうから。そんな希望的観測を胸に抱いたまま、白は午後5時の振り子時計が鐘を鳴らす音を聞いて眠った。
彼女が夕飯に現れなかったことに、フランは怒りを感じてなどいなかった。彼はただ悲しかった。自分の愛する女性が、自分の怒りが為に夕飯にすら姿を現さないことに。フランは自分の権利を逸脱した怒りを謝罪する為、白の部屋に向かった。
部屋には鍵がかかっていたが、フランには鍵を開けることなど造作もないことだった。開いた扉の向こうに、白は裸体で眠っていた。
「っ……Dr.シュガー……白……」
斑に傷の残る裸に、フランは情欲を煽られていた。彼は白に触れようとして、けれども、その手をなけなしの理性で押しとどめた。しかし、自らの体内に宿した熱を、なかったことには出来ないのだ。
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