
ジェンダー・ギャップ革命
第1章 逆襲の女と家畜の男
女を腰からかき抱いて、開きっぱなしの彼女の性器に、紛い物のペニスをねじ挿れた。とろとろとしかるべきものが這い出していた小さな窪みは、餌にかぶりつく鯉の口のごとく、直径四センチはあったろう異物を飲み込んだ。
ぐちゅ。ズプッ……ずぶずぶズブぶぶ……ッッ。
女に腰を打ちつけながら後方を見ると、えみるは英真と目が合った。
活発な気性に似合わず謎めいた中性美と評価されがちなしづやと違って、英真には絶対的な華がある。箱入り娘に見られがちな、健康的でありながらの華奢な肢体。比喩ではなく、本当に真珠の粒子を浴びたような肌もさることながら、きららかな瞳を収めた奥二重を縁取る睫毛は濃く長く、昔、彼女のようなアイドルがどこかにいたのではないか。
その完璧な容姿を出し惜しむという発想もないのだろう英真は、いつの間にか体勢を変えて、しづやに尻を突き出していた。しづやの手には、鮮やかな色のディルド。えみるが女を貫いたのより太くグロテスクな形状だ。
クチュ。ピチョ、ピチョ、…………
「まだ溢れてくるよ、英真。人のセックス見て、いつもより興奮しちゃった?」
「しづや、だってぇ……んッぅんっっ」
「なーんて。本当はえみるんと知らない女に裸見られて、変態な本能くすぐられちゃったんだったりして。……図星でしょ?ほら、えみるんがこっち見て、また出てきた。お尻の穴に塗りたくってる英真のお汁、いやらしい音いっぱい鳴ってるの、分かる?ちょっと自分で開いてみようか。お尻の穴、開いて、どうして欲しいか言ってごらん」
「はっあ、ァッ……はぁっ、はぁっ、えっと、ローション、バッグに……ンンッ、入ってるから取って……塗って……」
「どこに塗るの?玩具は見せただけなんだけどな。まさかこんな大きいの、挿れてくれなんて言わないよね?」
「ぁッ……ひゃッ、あっあぁぁんッッ……」
