テキストサイズ

10年後の君へ

第13章 幸せな時間

顔を反らした…

鳴海
「悪いが自分の味を

知る趣味はねぇよ…」

蒼真
「…そうですよね…じゃあ…」

蒼真は出しっぱなしの

シャワーで口をゆすぎ…

蒼真
「じゃあ…これで良いですか…?」

鳴海
「そういう問題じゃねぇ…

そろそろ逆上せるから…先に出るよ…」

蒼真
「ちょ…ちょっと待って下さいッ!!

逃げるんですかッ!?」

鳴海
「逃げねぇよ…さっきも言ったろ?

何も考えずに集中シたい派なのッ…

喉乾いたから…水飲んでくる…

蒼真の分も持ってくるから…

先に寝室に行っといて…」

蒼真
「…えっ?…はい…分かりました…」
(鳴海…さん…機嫌悪い…? 無理してる…?)

蒼真は軽く身体を拭いて

ひとり寂しく…寝室へ向かった…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ