テキストサイズ

10年後の君へ

第11章  "10年後の君へ"

鳴海は他のメンバーを無視して
鳴海は蒼真を抱き抱えたまま
自室と蒼真の部屋との間にある
もうひとつの部屋…
ダブルベットだけが置いてある
寝室に倒れ混むようにベットに
身を委ねた…

どれ程、時間が経っただろうか…

蒼真
「う~ん…重たいなぁ…」

蒼真は目を擦りながら瞼を開け…
鳴海の寝ている姿に一気に目が覚めた…

蒼真
「えっ…?鳴海さんッ…!?」

蒼真は無意識に頬に流れる涙に…

蒼真
「…もう逢えないかと思ったじゃん…
夢…で良かった…」
(それにしても鳴海さんの、
まつ毛、長いなぁ…)

蒼真は鳴海の髪に触れ…
優しく鳴海の唇にキスをした…

蒼真は鳴海を起こさないように起き上がり…
指に何かが当たったような
気がして見てみると…

     "10年後の君へ"

と書かれた1冊の本が置かれていた…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ