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10年後の君へ

第11章  "10年後の君へ"

蒼真
「んだよッ…じゃあ今まで最後まで
しなかったのって…俺が高校卒業するまで
待ってたって事かよ…」

鳴海
「そうだけど?言ってなかったっけ?
そんだけ蒼真の事、真剣に考えてる」

今度は鳴海の方が立場逆転になり…

蒼真
「じゃあ、俺だけ焦ってたって事かよッ!!」

鳴海       
「焦ってたの?」

蒼真
「言わなきゃ良かった…」

鳴海
「あっ!あとさ…俺は、あん時、
蒼真に言われた事、嫌だったなぁ…」

蒼真
「何の話だよ…」

鳴海
「だから、もし願いが叶うなら…
鳴海さんと俺が出会うまでは、
お前は誰とでも付き合っても良い…
だけど、もし俺と鳴海さんが出会ったら
俺を最後の恋人にして欲しい…
って言ってたじゃん?」

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