
【参加型小説】尾仁牙島
第9章 ゲーム③ 分かれ道
「レシピェールさん!」
柚里とめきゆ、ユウが廊下の奥から走ってきた。
「どうだった!?」
「だめ、どこにもいないわ。売店も見に行ったんだけど、すでに閉まっていたし、この時間に外に行くのは考えられないわ」
めきゆは落ち着いた口調で話す。しかしなんの情報も得られなかったことに、レシピェールは焦り始める。
「どこ行ったのよ、千代……! それに小夏ちゃんも……」
そう、いなくなったのは千代だけじゃなかった。小夏の姿も見ていないのだ。
「ゆずゆず、小夏ちゃんは武藤さんの部屋に来たのよね?」
「そうです。私と蔦谷さんのために食事を持ってきてくれて、少し話したあと出て行かれました」
「もしかして4人でどこかに行ったんですかね?」
ユウが首を傾げながら言った。そうだとしても、こんな夜中に外に出るとは考えにくい。それにシェリーと月を探している途中は、レシピェールは千代と言葉を交わしている。
柚里とめきゆ、ユウが廊下の奥から走ってきた。
「どうだった!?」
「だめ、どこにもいないわ。売店も見に行ったんだけど、すでに閉まっていたし、この時間に外に行くのは考えられないわ」
めきゆは落ち着いた口調で話す。しかしなんの情報も得られなかったことに、レシピェールは焦り始める。
「どこ行ったのよ、千代……! それに小夏ちゃんも……」
そう、いなくなったのは千代だけじゃなかった。小夏の姿も見ていないのだ。
「ゆずゆず、小夏ちゃんは武藤さんの部屋に来たのよね?」
「そうです。私と蔦谷さんのために食事を持ってきてくれて、少し話したあと出て行かれました」
「もしかして4人でどこかに行ったんですかね?」
ユウが首を傾げながら言った。そうだとしても、こんな夜中に外に出るとは考えにくい。それにシェリーと月を探している途中は、レシピェールは千代と言葉を交わしている。
