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【参加型小説】尾仁牙島

第4章 ゲーム① バスの席

 ユウ → めきゆ
 小夏 → 柚里
 隼斗 → 月
 勇治 → シェリー
 レシピェール → 千代 


 それぞれ席に座ったのを確認して、武藤はあえて検問のことは言わず、渋滞が発生して到着時間が遅れることを説明した。


「というわけで、フェリー乗り場に着くまで楽しいひとときをお過ごしください!」


 武藤が席に座ると、すぐに後ろから楽しい会話が聞こえてきた。


「えーと、柚里さん。改めて、よろしくお願いします」

「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」


 そうやって二人して頭をペコッと下げたのは、小夏と柚里だった。


「まさか、小夏さんが私を選んでくれたなんて、嬉しいです」


 柚里はすごく嬉しそうだ。さっきも積極的に話してみたが、小夏はとても話しやすく、柚里にとっても男性陣の中で一番小夏が気になっていた。


「柚里さんと話してたら楽しくて、もっとあなたの話聞きたいなって思ったんです……ってうわぁ、なんか恥ずかしいこと言ってる、俺」

「ふふっ、ありがとうございます。私も小夏さんのこと、もっと知りたいです」



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