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【参加型小説】尾仁牙島

第7章 ゲーム② 昼食

「あの、僕も同行していいですか?」

「私も行きます」

「俺も」
 

 千代の後に、続々と立候補者たちが手を挙げた。


「ユウさんと月ちゃんと、勇治さんも!?」


 意外なメンバーに、レシピェールだけじゃなく他のメンバーも驚く。


「ちょっと、ユウさん。まさか、それ持って山に入るの?」


 めきゆがユウの持っているジュラルミンアタッシュケースを指差す。


「ええ、もちろん。この中には僕の大切なものが入ってますから」


 ユウはにっこり微笑む。


「そう……。くれぐれも気をつけてね」

「ありがとうございます」

「まあ、大事な物なら仕方ないわね。それにある意味、盾になるかもしれないわ」

「そっか、猪って突進してきますもんね」


 小夏がレシピェールの言葉に反応して、ポンと手を叩く。


「そ、そんなっ……。月ちゃん、君まで行かなくてもっ……」

 
 隼斗が月の身を心配する。



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