
【参加型小説】尾仁牙島
第7章 ゲーム② 昼食
一方その頃、ライラは森の中で鬼ごっこを繰り広げていた。
「ヘヘっ、どうした? 鬼さんよぉ! 足がもたついてるぜ!?」
ライラは木の上から、下にいる鬼に向かって言い放った。鬼は金棒を杖のようにして、しんどそうに立っている。
かれこれ二人は10分くらい森の中を走り回っていた。
鬼は木に登れなかった。しかしライラを振り落とそうと、木にしがみつき揺らし始めた。
「おおっと、そうきたかぁ!」
ライラは地面に降り立つと、膨らんだ上着のポケットから石を取り出した。逃げながら集めた石である。
「やっぱさ、鬼退治と言えばこれだろ! 鬼は〜外! 鬼は〜外!」
ライラは小さな石を思いきり鬼の顔にぶつけた。
『……ッ!!』
小さな石といえども、顔に当たると地味に痛い。鬼は石を避けるために、腕で顔をガードした。
「鬼は〜外! 鬼は〜内! あっ、間違えた! てか、もう石がねえっ!」
その隙をついて、鬼は襲いかかってきた。
「ヘヘっ、どうした? 鬼さんよぉ! 足がもたついてるぜ!?」
ライラは木の上から、下にいる鬼に向かって言い放った。鬼は金棒を杖のようにして、しんどそうに立っている。
かれこれ二人は10分くらい森の中を走り回っていた。
鬼は木に登れなかった。しかしライラを振り落とそうと、木にしがみつき揺らし始めた。
「おおっと、そうきたかぁ!」
ライラは地面に降り立つと、膨らんだ上着のポケットから石を取り出した。逃げながら集めた石である。
「やっぱさ、鬼退治と言えばこれだろ! 鬼は〜外! 鬼は〜外!」
ライラは小さな石を思いきり鬼の顔にぶつけた。
『……ッ!!』
小さな石といえども、顔に当たると地味に痛い。鬼は石を避けるために、腕で顔をガードした。
「鬼は〜外! 鬼は〜内! あっ、間違えた! てか、もう石がねえっ!」
その隙をついて、鬼は襲いかかってきた。
