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【参加型小説】尾仁牙島

第8章 尾仁牙島伝説

「いいですねぇ、僕も混ぜて欲しいなぁ」

「あら、ユウさんも来ていいわよ。そのジュラミンアタッシュケースで何か面白い芸をしてくれるのよね?」


 めきゆの言葉で、皆の視線がユウの持っているジュラミンアタッシュケースに移った。


「あっ、芸なら俺も得意っすよ! 現役お笑い芸人ですから!」


 隼斗が先に食いつく。


「じゃあ今夜はみんなでお菓子パーティーしましょ。飲み物も沢山買ってきたから」

「そういえばめきゆと隼斗さん、買い出し班だったのよね。私もそっちにすれば良かったわ。まさか鬼に合うなんて思わなかったもの」

「シェリー、その鬼の話、詳しく聞かせてくれるかしら?」


 後ろからレシピェールの声がした。


「みんな、ごめんね。ジビエ料理を食べさせてあげられなくって」


 レシピェールは千代と並んでゆっくりと歩いてきた。


「千代さん、足大丈夫ですか?」


 月が千代に声をかける。



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