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君と優しさはずるい

第13章 治療


3日後

熱も下がって平熱になった。そして昨日検査結果をお父さんとお母さん達と一緒に聞いて治療内容も聞いた。前にも治療したことあるから説明されなくてもわかるけどね

そして今からその例の治療の点滴をされるんだけどちょっと先生に隠してたことが看護師の清水さんにバレちゃってたぶん今から鬼の形相をした咲月先生が来ると思う

トントン

あっ噂をすれば

先生は私の部屋に入ってきた

もうオーラでわかる。すごく怒ってる

「ねぇ。自分が何したかわかってる?正座しなさい」

私は火に油を注がないように先生に言われた通りベットの上に正座した

もちろん先生の顔なんて見れるはずもなく、下を向いているけど

「星菜が何したかちゃんと自分の口で言いなさい」

まって本当に怖い。圧がすごいよ…。

いつもならこの時間優兄がお見舞いに来てくれるのに…こういう時に限ってこないとかなんなの……

私は黙って下を向いているとノックされる音がした

トントン

「せな〜遅くなってごめんね〜って今お取り込み中?笑」

あっ優兄だ!ちょっと助けてよ〜

私はパッと優兄の方を向いた。先生は私の目の前に腕を組んで立ってるから必然的に先生と目が合ってしまった

本当に怒ってる。この前の優しさはどこに行ったのって感じ…

「せな。今俺と話してるよね。ちゃんと俺の質問に答えて。あと優真少し外で待ってて。今大事な話してるから」

そして優兄は苦笑いしながら部屋を出ていった

全然大事な話じゃないんだから優兄待ってよ〜泣


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