君と優しさはずるい
第5章 After Time
「せな〜ご飯食べれる?」
颯真兄が星菜に聞くと首を横に振った。
「じゃあ少しだけでもいいからゼリーなら食べれる?」
すると星菜はうんと頷いた
「わかった、まお?俺が星菜を支えてるからまおが食べさせてくれる?」
「いいよ」
そして星菜の口にゼリーを少しだけすくって運んだ
「美味しい?」
颯真兄が聞くと星菜は頷いた。なんか美味しいって言ってくれると俺まで嬉しくなるな
そして星菜は半分ゼリーを食べるともういらないと言った
「半分も食べれたね〜!最後にお薬飲もっか」
颯真兄が星菜にそう言って俺は星菜の薬を袋から一つ一つ出して颯真兄に渡した
「お薬は自分で飲む?」
星菜はうんと頷いた
そして颯真兄は星菜に薬を全部渡すと星菜は2回に分けて薬を一気に飲んだ
「おりこうさん、少し疲れただろうから休もうな〜」
颯真兄は星菜を布団に寝かせて俺が掛布団をかけた
颯真兄がとんとんとお腹を撫でると星菜はすぐに眠った
そして母さんがご飯よと呼びに来て優兄もお風呂から上がり、父さんも帰ってきたみたいだから星菜以外のみんなでご飯を食べた。