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学校にも行かないと行けないし、そろそろ顔を洗おうかな


そして私は、洗面所に行き顔を洗った。リビングに行く途中キッチンで朝ご飯の支度をしているお母さんがおはようと声をかけてきた

「せな〜、おはよ〜」

私はお母さんの方に近づき抱きついてボソッと呟いた

「診察したくない…」

お母さんは料理する手を止め、星菜の頭をポンポンと撫でた

「せな？まずはおはようでしょ〜笑、それに毎日してるんだから怖くないよ？和兄が待っててくれてるから早く行ってすぐ終わらせておいで？お母さん朝ごはんの支度もうすぐ終わるからね？」

星菜は無言で母に抱きついていた

星菜の家はダイニングキッチンにもなっており、こちらの光景は和真の方からも見えていた

「せな早くおいで、すぐ終わるから」

「ほらお兄ちゃんも呼んでるよ？いっておいで」

母が星菜を説得しているとちょうど2階から真凰が降りてきた

「またやってんの？毎日毎日お前も懲りないよな。本当星菜はビビりなお子ちゃま」

「うるさいｯ…じゃ真凰が和兄の診察受ければいいじゃん！それに私お子ちゃまでもビビりでもないし」

先程まで母に抱きついていた星菜が母から少し離れて真凰に言い返した

「和兄の診察すらも受けたくないって言ってるお前のどこがお子ちゃまでもビビりでもないのか教えて欲しいんですけど？」


2人が1階で言い争っていると、2階から三男の颯真が降りてきてそのまま真凰の頭を軽くぽんと叩いた

「まおお前は言いすぎ。せなはせななりに頑張ってるんだからそんな事言わないよ」

「でも星菜がビビりなのは事実じゃん。じゃわかった。今から和兄の診察ちゃんと受けれたらお前がビビりじゃないって認めてやる」


「ｯ……おかしい！なんで私だけ診察受けないといけないの！？そんなこと言うならまおも受けて」


「は？別に俺は身体お前みたいに弱くないから受ける必要ないけどそんなに言うなら今回だけ受ける。でも俺が受けたらお前も絶対受けろよ。じゃないとまたバカにするから」

そして真凰は和真の方へと行った