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君と優しさはずるい

第8章 検査入院


片付けに少し時間がかかった。星菜に使った薬はそこまで強くないためすぐ起きると思う。

とりあえず星菜を今から部屋まで運ぶ

星菜をお姫様抱っこして部屋の電気を消して検査室を出た


しばらく歩いていると振動で星菜が目を覚ました。まだとても眠そうだけど

「ん…けん…さ……」

俺は星菜の顔を見てにっこりと笑った

「検査終わったよ、よく頑張った。まだ眠いだろうから眠りな。おやすみ」

「ん…」

そして星菜は眠った

「……れ…い…くん……」

俺は星菜の寝言に驚いて立ち止まった。そして星菜の顔を2度見してしまった

そしてまた歩き始めた

星菜がれいくんと言っていたのは星菜が本当に小さい時3、4歳ぐらいの時で星菜は記憶に残っていないと思っていた

たぶん昔の夢でも見てるんだろうな……

そして俺は星菜の小さい時や初めて出会った時のことを思い出した


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