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君と優しさはずるい

第9章 初めての出会い


友達には病気のことを隠していた。変に気を使われるのは俺自身嫌だったから


優真に俺が病気持ってるってことバレたのがこの時は嫌だったけど今思えばこの時にバレてよかったと思う。遅かれ早かれ優真にはバレると思ってたから


そして俺はさっきまで真っ暗に見えてた世界が少しせなちゃんの無邪気さで明るくなった

俺は検査結果をバックに治して家の中に入った

ガチャ

「れいおかえり〜、遅かったから少し心配してたけど無事帰って来れて良かったわ〜」

「母さんただいま、さっき優真にあって少し外で話してた」

「優真くんと話してたのね〜、久しぶり会えて良かったわね〜、外じゃなくて中で話せばよかったのに」

母さんはニコッと笑って俺に話しかけた

「あっそういえば検査結果どうだったの?」

やっぱり聞いてきた。さっきまでは全部隠そうと思っていたけど少しだけ正直になろうかな

「あー、再発だってさ。少し病状が悪いらしい。でも心配ないって」

俺は少しだけ嘘をついたが、母さんを悲しませたくなかった

母さんは悲しそうな顔をしたがニコッと笑って話を変えた

「そうなのね、あっもうすぐ夕飯ができるから着替えて手を洗っておいで」

そして俺は夕食を食べてお風呂に入り自室へといった

自室のベットに寝転がるとせなちゃんが頭に浮かんでくる


あの子可愛かったな。すごく白い肌に細い腕、明るい茶色の細い髪にくりくりしたパッチリ二重の目

外で遊んじゃダメなのかな…あの子も大変だな…

病気で我慢して嫌な思いもしてるはずなのに俺と違ってすごく明るかった。病気なんて持ってない子みたいに見える

また会いたいな

そして俺はそのまま眠った


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