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キス魔は浴衣で燃える

第3章 3.海


 そして待ちに待った夕飯は、豪華豪勢大満足で力一杯慶人に感謝した。
 程良くお酒も入って全部残らず平らげて、片づけにきた仲居さんに「ごちそうさま、美味しかったです。本当に美味しかったです!」と繰り返していたら慶人にも仲居さんにも笑われてしまった。
どうも満腹の俺の笑顔があまりにも輝きすぎていたらしい。

 その後、また風呂でも行こうか、でも食べ過ぎたしちょっと飲み過ぎた、と話していたら、片づけ中の仲居さんに散歩でもしてきたらと勧められた。
 海まで歩いてすぐだからと言われ、それもいいかと慶人と腹ごなしの散歩に行くことにした。

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