
緋色の罠
第4章 緋の誘惑〜屈辱のストリップショウ
脱いだばかりのそれを、バッと両手で広げた彼は、ブラジャーの時と同じように顔に当てて匂いを嗅いだ。屈辱と恥ずかしさでとても見ていられない。
震えながら横を向いて目を閉じたわたしの耳に、さっきと同じような恍惚とした彼の声が突き刺さる。
「ああ、たまらない。これがきみの匂いか。うーん。素敵だ…ん?」
「…」
「ユリさん。何だかここか湿ってるみたいだけど」
「…やめて」
「自分で見てみなさい。ほら、見るんだ」
「…うっ」
仕方なく開けた目の前に、裏返しにされたショーツの股の底の部分を突きつけられた。
彼の言うとおり、その部分が縦にシミになっている。
濡れていることは、さっき脱いだ時に気づいていた。彼に渡したら、その恥ずかしい秘密を指摘されることも。
「ユリさん。きみはイヤとか言いながら濡らしているじゃないか」
「ああ、やめてっ、見ないでっ」
屈辱で身体がカッと熱くなり、汚してしまったショーツを取り返そうと伸ばした手は空を切った。
「きみはいじめられたり無理やりされるの好きなんだね」
「そんなこと…ありません…」
「本当はマゾなんだろう」
「ち、ちがう。違います」
「違う?じゃあ確かめてみよう」
「…確かめる?」
「両手をおろして、脇に。どこも隠さないで真っすぐに立って」
「うぅ…」
震えながら横を向いて目を閉じたわたしの耳に、さっきと同じような恍惚とした彼の声が突き刺さる。
「ああ、たまらない。これがきみの匂いか。うーん。素敵だ…ん?」
「…」
「ユリさん。何だかここか湿ってるみたいだけど」
「…やめて」
「自分で見てみなさい。ほら、見るんだ」
「…うっ」
仕方なく開けた目の前に、裏返しにされたショーツの股の底の部分を突きつけられた。
彼の言うとおり、その部分が縦にシミになっている。
濡れていることは、さっき脱いだ時に気づいていた。彼に渡したら、その恥ずかしい秘密を指摘されることも。
「ユリさん。きみはイヤとか言いながら濡らしているじゃないか」
「ああ、やめてっ、見ないでっ」
屈辱で身体がカッと熱くなり、汚してしまったショーツを取り返そうと伸ばした手は空を切った。
「きみはいじめられたり無理やりされるの好きなんだね」
「そんなこと…ありません…」
「本当はマゾなんだろう」
「ち、ちがう。違います」
「違う?じゃあ確かめてみよう」
「…確かめる?」
「両手をおろして、脇に。どこも隠さないで真っすぐに立って」
「うぅ…」
