フラワーアレンジメント
第1章 フラワーアレンジメント
⑬
「アナタとの、ううん、和也さんとの相性が良いから…
そして…
和也さんのアレンジメントが良いから…」
響子さんとのセックスの相性と、俺の愛し方が良いから…
と、いつも彼女はそう云ってくれる。
「あのね、あの時ね、初めて和也さんのアレンジメントの作品を見た瞬間にね…」
ああ、コレだわ、このセンスの男なら…
そうわたしの心が叫んだのよ…
「え、でも、あの作品を見ただけじゃ、コーディネーターが男か女かなんて…」
「ううん、分かったの…
本当はしらばっくれていたのよ…
ピーンとあのアレンジメントがわたしに伝えてくれたの…」
「そ、そうなんですか…」
「うん、そう…
それに間違ってはいなかったし…」
「まぁ、そうですけど…」
「あのアレンジメントがね…
きっとアナタもわたしのように煌びやかに輝かせて…
魅せて…
魅きたててくれるから…
ってね、そう囁いてきたのよ…」
響子さんはいつもそう俺に話してくれる。
それまでの響子さんは…
不妊治療の成果もなく、そして、女遊びの盛んな大手建設会社の社長である夫とはすっかりセックスレスとなっていて…
『もう干からびて、枯れる寸前だったのよ…』
そんなタイミングでの俺との出会い…
いや、俺のコーディネートしたフラワーアレンジメントの作品と出会ったと云う。
「もう…運命の出会いよ…」
「そんな大袈裟なぁ…」
「ううん、そんなこと無いわよ…
和也さんに出逢えて…
ううん、アナタのコーディネートによってね…
わたしはまたカラダも心も潤い…
そして、煌びやかに、魅惑的に輝けてきてるのよ…」
いつも響子さんは逢瀬の後にそう云ってくれる…
「ところで奥様の症状は?…」
「あ、この前なんとか退院しました…」
「あら、それは良かったわね…」
それも心から喜んでくれているみたいであるのだ…
そう、俺達は大人の関係…
いや、お互いを理解し合っている大人の不倫関係…
そして、俺は…
響子さんという一輪の華麗な花を…
華を…
煌びやかに魅きたたせ…
魅惑的に輝かせる…
アレンジメントコーディネーターでもあるのだ…
「でも… 悪い人ね…」
たまに、そうとも云ってくる…
Fin~♪
「アナタとの、ううん、和也さんとの相性が良いから…
そして…
和也さんのアレンジメントが良いから…」
響子さんとのセックスの相性と、俺の愛し方が良いから…
と、いつも彼女はそう云ってくれる。
「あのね、あの時ね、初めて和也さんのアレンジメントの作品を見た瞬間にね…」
ああ、コレだわ、このセンスの男なら…
そうわたしの心が叫んだのよ…
「え、でも、あの作品を見ただけじゃ、コーディネーターが男か女かなんて…」
「ううん、分かったの…
本当はしらばっくれていたのよ…
ピーンとあのアレンジメントがわたしに伝えてくれたの…」
「そ、そうなんですか…」
「うん、そう…
それに間違ってはいなかったし…」
「まぁ、そうですけど…」
「あのアレンジメントがね…
きっとアナタもわたしのように煌びやかに輝かせて…
魅せて…
魅きたててくれるから…
ってね、そう囁いてきたのよ…」
響子さんはいつもそう俺に話してくれる。
それまでの響子さんは…
不妊治療の成果もなく、そして、女遊びの盛んな大手建設会社の社長である夫とはすっかりセックスレスとなっていて…
『もう干からびて、枯れる寸前だったのよ…』
そんなタイミングでの俺との出会い…
いや、俺のコーディネートしたフラワーアレンジメントの作品と出会ったと云う。
「もう…運命の出会いよ…」
「そんな大袈裟なぁ…」
「ううん、そんなこと無いわよ…
和也さんに出逢えて…
ううん、アナタのコーディネートによってね…
わたしはまたカラダも心も潤い…
そして、煌びやかに、魅惑的に輝けてきてるのよ…」
いつも響子さんは逢瀬の後にそう云ってくれる…
「ところで奥様の症状は?…」
「あ、この前なんとか退院しました…」
「あら、それは良かったわね…」
それも心から喜んでくれているみたいであるのだ…
そう、俺達は大人の関係…
いや、お互いを理解し合っている大人の不倫関係…
そして、俺は…
響子さんという一輪の華麗な花を…
華を…
煌びやかに魅きたたせ…
魅惑的に輝かせる…
アレンジメントコーディネーターでもあるのだ…
「でも… 悪い人ね…」
たまに、そうとも云ってくる…
Fin~♪