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高校生の闘病日記

第3章 8/3 検査

8/3(水) 13:30

あの後結局全然眠れなくて、
15分おきくらいに来る看護師さんを寝たふりでかわしてたけど、2:00くらいに急に怖くなって、心がギューってなっちゃって、シクシク泣いてるところにタイミングよく看護師さん来ちゃって。


「あらどうした〜?怖くなっちゃったんだね。泣いていいんだよ〜。」って言ってくれて、
そんな言葉弱ってる時にかけられたら余計に泣けてきちゃって、もう声に出してワンワン泣いて。


私この病院に来てからずっと泣いてばっかり、弱いところ見せてばっかりって思いながらも、 
ぜんっぜん涙止まんなくて。


さすがに泣きすぎてたから看護師さんも、
「ゆーっくり息してみよう。大きく吸ってー、吐いてー。」って一緒に呼吸整えようとしてくれたんだけど、
そんなことでは私の涙は止まんなくて、そのうち息が苦しくなってきちゃって。


看護師さんがどこかに電話して、そしたらすぐに2.3人看護師さんがきて、知らないはじめましての先生も来て、

「落ち着く注射太ももに打つよ〜。」ってその先生にまた針刺されて。
でもそのおかげでやっとちょっと落ち着けた。


その後は酸素マスク付けられて、点滴追加されて、
最初の看護師さんが手握ってくれて
「寝るまでここにいるから目つぶって寝てごらん。」って、トントンしてくれて。

私高校生なんだけどって思いながらも、
久しぶりのトントンは気持ち良くて、なんだか安心できて、すーぐに寝ちゃった気がする。


めっちゃぐっすり寝てたのに、朝7:00くらいになんかくすぐったい気がして目開けたら、夜中の先生と看護師さんがいて診察されてた。

「起こしちゃった?ごめんね。ちょっと診させてね。眠かったら寝てていいからね。」って言われたけど、そんな状況で寝れるはずもなく。

40代くらいのお父さんみたいな雰囲気の、名札に原田って書いてある先生に、
「よし、いいよ。もうすぐ朝ごはん来るから食べれそうなの食べてね。」って言われ、朝の回診終了。

絶対痛いことされると思ったからされなくて良かったけど、朝ごはんは全然食べれなそうだった。
食欲ないし、ちょっとムカムカしてたし。


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