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高校生の闘病日記

第7章 8/7 怖い

8/7(日) 21:00

ほんとに大変な1日だった。

夜中に涙止まらなくなって、案の定アラーム鳴ったみたいで看護師さん駆けつけてくれて、

だけどその時にはもう目の前がグルングルンしてて、

看護師さんの声は聞こえるんだけど、
「大丈夫」って言いたいんだけど、

声は出せないし、体は動かせないし、
息もどんどん苦しくなるし、

本当に怖かった。


看護師さんが呼んでくれたんだと思うけど、
ドタバタと5人くらい看護師さん来て、

佐々木先生と原田先生と別の先生来て、

「いっちゃーん!いっちゃーん!!」
「頑張れー!目開けててー!!!」

って色々言われた気がする。

手にも足にも針刺された気がするけど、されるがまま。

結局意識飛んじゃって、20:00くらいにやっと目覚ました。

部屋がまたナースステーションの真ん前になってて、頻繁に看護師さん入ってくるからナースコール押さなくても起きたこと気付いてくれて、

「先生呼んでくるね〜」って。


すぐに佐々木先生と、大学生?って感じの若いお兄ちゃん風の前田先生って人が来て、


「起きた〜?ちょっとだけ診察させて〜」って胸の音聞いたり酸素はかったり色々してた。


目の前がグルグルしてて動けなくなったこと思い出したら怖くなって、診察中にちょっと泣き出しちゃったら、

「怖かったよね、もう大丈夫だよ〜」って前田先生が頭撫でてくれて、

「いっちゃんすごく頑張ったよー!」って佐々木先生が。


泣いてる時に優しい言葉かけられると余計泣いちゃうのは私だけ?
さらに泣いてたら、

佐々木先生が笑いながら、
「泣きすぎ泣きすぎ。ゆっく〜り吸って吐いてしてごらん」って落ち着かせてくれた。


その後は佐々木先生と少しお話しして、
どうやらわたしが寝てる間に胃の検査したんだって。ぜんっぜん知らなかった。
結果はどこも問題ないらしく、大丈夫だから次からちょっとずつ食べれたらいいねって。

手術のこともちょろっと聞いたんだけど、あんまり詳しく話してくれなかった。

たぶん私が考えすぎちゃうこと分かってて、あえて言わないんだろうなー。

今は、ちょっとでもご飯食べて、手術に向けて体力つけることを頑張るぞ!


そろそろまた看護師さん来そうなので、
目つぶって寝てみまーす。

おやすみなさい

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