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高校生の闘病日記

第12章 8/18 帰還

次目が覚めたのが、8/13の多分3:00とか。

相変わらず全身痛かったけど、死にたくなるほどの腹痛はなくなってた。


ICUでのベッドの位置が変わってて、
スタッフステーションの真ん前になってたから、目開けたらすぐ気付いて看護師さんが来てくれた。


「いっちゃん起きたね、お腹どう?」って聞かれたから、


「まあまあ」って答えたけど、



「昨日よりは表情良いけど、まだだいぶ辛そうだね」って言いながら佐々木先生がいきなり登場。



「いろいろ検査したら、バイ菌が体に入っちゃってたみたいですごくしんどくなっちゃったけど、お薬入れてるからもう大丈夫だと思うよ」

って言われて、安心。



「まだ寝ておきな」って言われて、

全然目ぱっちりだったのに、先生がトントンしてくれたら一瞬で寝た。


で7:30くらいに起こされたかな。


「朝からごめんね、傷口の消毒させて」
って言われて、


寝起きすぎてボケ〜っとしてたら、
病院着開けられて、
看護師さん3人くらいに囲まれて、


「あれ痛いこと?」って思った時にはすでに遅かった。


チクって痛みではないけど、とにかく傷に染みて痛くて、手伸ばして先生の腕掴もうとしたけど、

近くにいた看護師さんに抑えられて、撃沈。


「お願いストップ!待って待って、、
痛いよー。痛い痛い!。。やめてやめてええー!、!」

って必死に訴えたけど効果なし。


「これ痛いね、ごめんね」って佐々木先生は言うけど、その手は全く止まらなかった。。。



「あとちょっとだよ〜!上手上手」って看護師さんは言ってたけど、

そんな言葉にはもう騙されない。

看護師さんのあとちょっとほど信用できないものはないからね。



「はいおわり!偉かった」って佐々木先生が言った時には、泣きすぎて疲れてたよ。



これ本当にめちゃくちゃ痛いのに、この日1日だけで3回やったの、今考えるとよく耐えれたなって我ながら思う、、


あとの2回やる時は、どれだけ痛くて長いか知っちゃったから、嫌で嫌で抵抗しようとしたけど、

それ見越してお昼寝してる間に抑制つけられてて、


何にもできずにただやられるがまま。


「お願い、いやだよ。。」って泣いて訴えても、そんなんで無しになるはずもなく、


木村先生が
「ごめんごめん、すぐ終わらすから」って。

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