テキストサイズ

高校生の闘病日記

第12章 8/18 帰還

泣いてるのに気付いて、近くにいた看護師さんが、手ギューって握ってくれた。


「ちょっとチクってするね」って佐々木先生の言葉の直後に、

足の付け根に強烈な痛み。



「イテテテテテ、、痛いー!いたーい!!!」って泣き叫んで、

痛みから逃れようと体よじろうとしたけど、相当な強さで抑えつけられてて、ビクともしなかった。


「動かない!動かないよ!!」
「がんばれがんばれ!」


って看護師さんに怒られたり応援されたりしながら、ひたすら泣き叫んでどうにか検査を終えた。



「はい終わり。頑張ったね」って佐々木先生は言ってくれたけど、私は放心状態。


今までの血ガスで1番痛かった気がする。



止血の間もシクシク泣き続けて、そのまま気付いたら寝ちゃってた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ