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高校生の闘病日記

第2章 8/2 入院

8/2(火) 22:30

あれから色々ありすぎて、何があったかちゃんと覚えてないところもあるけど、
できる限り思い出して書いてみます。


一個前の投稿の後にすぐに診察室に呼ばれて、
能見先生には待合室で待っててもらって一人で診察室に入ったら、
多分30~35歳くらいの若めの色白で長身のイケメン風の先生がいて、
「こんにちは。佐々木です。よろしくね。」ってフランクな感じで挨拶してくれた。


「こんにちは。広瀬一香です。よろしくお願いします。」って私も挨拶したら、
受付の時に書いた問診票見ながら診察開始。


いつから具合悪いのか、吐き気と腹痛の他に症状はあるか、今辛いところ、とか色々聞かれたと思う。

一通り答えたら、
「ちょっと詳しく調べたいから、何個か検査頑張ろうね」って言われて、


検査=痛いことだよね、って思ってプチパニックになってたら、


「大丈夫だよ。じゃあそこのベッドに横になろうか」って言われて、
近くにいた男の看護師さんにひょいって持ち上げられてベッドに横にさせられた。

もうそこからはされるがまま。
もう一回体温測られて、
膝曲げられてお腹触診されて。

ここまでは耐えてたんだけど、
目の前に採血用の針が見えた瞬間に、
怖さと焦りと、いろんな感情がブワーってなっちゃて、
もう涙止まらん。

「動いちゃダメだよ。泣いても良いから、動かないのだけ約束ね。」って看護師さんに言われて、
多分4人くらいの看護師さんたちに、腕と肩と腰と足と抑えられて、

「チックとするよ〜。ちょっと頑張るよ〜。」って佐々木先生に針刺されて、もう号泣。

痛すぎたよ、ほんとに。


そしたら、「採血結果出るまで処置室で点滴して待っておこうね」って言われて、
点滴=針って思った私は、
抱き上げようとしてた男の看護師さんの手を避けてベッドから起き上がって、立ち上がったところでよろけて大転倒。

「いちかちゃん大丈夫!?どこ打った?」って慌てる佐々木先生と看護師さんたちに、

「大丈夫です。どこも打ってないです。」ってバレバレな嘘をついて診察室から出ようとしたけど、

「そんなわけないからちょっと診せてね。その後は点滴、まだ帰れないよ〜。点滴したら少し楽になるから処置室行こうね。」って佐々木先生に言われて、

男の看護師さんにあっけなく確保されて処置室に連行されちゃった。

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