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高校生の闘病日記

第2章 8/2 入院

もう高校生なのに、
処置室でも恥ずかしいくらい大泣きしながら点滴されて、
転んだから体の隅々まだ診察されて、
お尻と腰を強打したことがすぐにバレちゃって。
そのままベッド上でレントゲン。

幸い骨には異常なかったみたいで、
ベッドで安静にしておくように言われて、
疲れてきってた私は点滴終わるまで爆睡してたみたい。

トントンって肩叩かれて目を開けたら、
目の前に佐々木先生がいて、
一瞬ここはどこ、この人は誰なの状態だったけど、
すぐに最悪な状況を理解して。


周りの看護師さんたちがバタバタしてて、佐々木先生以外の先生もいて、どうしたのかな〜って呑気に思ってたら、

「熱まだ8度8分あるし、採血結果も良くなかったし、もう何個か検査したいことあるから今日はお泊まりしようね。」って言われて、もう大パニック。


「え、いや、大丈夫です。全然どこも問題ないです。点滴で良くなりました。明日も部活があるので帰ります。」って言ってなんとか入院だけは回避しようと抗ったけど、


「ごめんねぇ。今日は帰せないかな。もうちょっと元気になってから帰ろうね。」って佐々木先生に言われて、
あれよあれよと準備は進み、病棟に到着。


高校生なのに、初診の佐々木先生が小児科の先生だからってことと、大人の科が満床だからってことで小児科に入院することになって。


ナースセンターの真隣で、扉全開で、もはやナースセンターの中にあるような部屋に運び込まれて、
初めての入院だし、診察の時からずっと泣いててきっと問題児認定されてることもあって、看護師さんが代わる代わるいっぱい来た。

もうこの時で16:30くらいになってたと思う。


ふと気になって、能見先生どうしたのか聞いたら、私が点滴してる間に帰ったみたい。
私の容態とかこれからのこととかは、家族じゃないっていう理由で詳しく話せなかったみたいで、
相当心配してたみたいだから、あとでちゃんと連絡しようと思う。




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