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高校生の闘病日記

第15章 12/21 通院

診察室には佐々木先生がいて、
私の顔見た瞬間、

「あら疲れた顔してるよ?」って。

  

「採血の結果もあんまり良くないんだよな〜。」って、恐ろしいことを独り言のように言い出して、、




まあ確かに朝から調子は良くなかったけども。。


表情一目見ただけでそれ分かっちゃう佐々木先生がちょっと怖かったわ、、





最近の体調のこととか、今辛いところないかとか、
結構詳しく色々聞かれて、



昨日までは本当に調子良かったし、今日追加の検査とかされるの本当に嫌で、


「体調は良いし、辛いところもどこもないです」ってちょっと嘘ついたら、




「本当のこと言ってくれないと通院の意味ないよ。辛い思いするのはいちか自身なんだから、ちゃんと言いなさい」って佐々木先生に怒られて。



ど正論すぎて、

でもなんか意地になっちゃって、



「嘘じゃないし。本当に体調良いもん」ってムキになったら、



「はいはいそうですか。まあでも診察はするからね。じゃあそこのベッドに横になって」って。





入院期間長かったし、その間一番関わりあったの佐々木先生で、先生は私の性格とか熟知してるから、

やることなすこと全て見透かされてる感があって。


私が意地張ってることきっと分かってるんだろうな〜とは思いながらも、もう引き返せない状況に。。。




「なんでベッド?この前はイスでやったじゃん!ベッドは嫌だ〜〜」ってプチ反抗したら、



「ベッドの方がからだ楽になるから。イスだとちょっと疲れるでしょ」って。



な〜んだそういうことか。って納得してベッドに横になったけど、




今考えれば、先生の言葉に上手く乗せられただけじゃん私。



完全に誘導されてたわ。。。。

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