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高校生の闘病日記

第2章 8/2 入院

その後は、
佐々木先生が緊急のオペが入ったとかなんとかで、30代くらいの木村先生っていうスポーツできそうな感じのガッチリした先生に、
病棟内の処置室で心電図と心エコーの検査された。
その2つは痛くなかったから泣かなかったけど、。


でも、木村先生が検査中に「うーん。」って首傾げながら言うから、もうすっごい不安になっちゃって、目に涙溜めてたら看護師さんが手握ってくれた。


手に酸素測る機械付けられて、それ見ても「うーん。」って言って、看護師さんになんかの指示してたから、
また何かやられると思って警戒してたんだけど、 こっからが本当の地獄だった。


戻ってきた看護師さんの持つトレーの中に針が入ってて、処置室の中に続々と看護師さんが集まってきて、抵抗とかする前に男の看護師さんに馬乗りにされて、別の看護師さんに肩と足抑えられて、両手握られて。


動こうとしてもビクともしないし、なんかもう圧倒されて何もできずにいたら、


「ごめんね、今から痛いことするよ。泣いても叫んでもいいから絶対に動かないでね。」って木村先生に言われて、

もうやめて〜って思ってたら、
想像の5000倍くらいの痛みが左手首に走って、

「痛い!痛い〜!!無理無理、やめてー!お願い、イターーーい!!!」って大絶叫の大号泣。

体捩って逃れようと思っても抑えられてるからで無理で、どうすることもできなくて、
もうとにかく泣いて叫んで叫びまくってた。


「ごめんね〜あとちょっと。」
「もうちょっとだよ頑張れ!」
って先生と看護師さんは言ってたけど、
そんなの気休めになんか全くならないし、無理やり抑えつけられてやられたことにちょっとイラっとしちゃった。


なんとか手首の採血を乗り越えて、強めに止血してもらって、18:00ごろに病室に帰還。


ちょうど夜ごはんの時間だったみたい。
朝から何にも食べてなくてお腹空いてるはずなのに、病院食見ても全く食欲わかないし、むしろ気持ち悪さが増して、食べれる状態じゃなかったから片付けてもらっちゃった。


それで、栄養足りてないからってまた点滴追加。
何本針刺せばいいのって思いながらも、
気持ち悪さと疲れと頭痛とかでされるがまま。

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