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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第2章 紅(禿)…紅掛の禿時代…

藍「うわぁ…この土産物屋さん…でっけぇ!!」

すごく大きな佇まいの土産物屋さん

土産物屋さんに着いたら、おいらは
すぐさま藍の背中から降りて店の中へ
入って行った…

紅「どれにしよっかなぁ…あっ…あった…」

藍「えっ!?紅!?銭を持ってきてるの?」

紅「うんっ!!…
今日、姐さんから御給金貰ったんだ…
あっ…でも…足りないや…」

おいら…落ち込んじゃった…
折角、貯めた銭…

藍「何だよッ!!何が欲しいんだ?おいらも
今日、姐さんから御給金貰ったんだ!!ふたりで合わせたら1つぐらい買えるだろ!!」

紅「うん…あのね…これが欲しかったの!!」

おいらは指を指して…藍に伝えた…

藍「紅は…これが…欲しいのか…?」

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