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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第3章 藍(禿)…藍影の禿時代…

約束した後は…土産物屋さんを後にした…


おいら達は何も買えなかったけど…


嬉しかった…


紅「ようこそおいでくんなまし…」


藍「おいらが花魁に、なったら…
お前を買ってやるよ…」


紅「けれんど、わっちは安くはないわ…」


そして…おいら達は意味も分からず
恒例の花魁ごっこをしながら、
おいら達の屋号…

玉楼へと帰った…


帰ったら…姐さん達にバレっちまって
しこたま怒られた…


今度からはバレないように…抜け出して
姐さん達にバレないように…
日が暮れる前に帰ってこよう…


おいら達の姐さん達は
怒らせると恐いけど…


優しくて…御褒美に金平糖をくれるんだ!!


紅と金平糖を食べる刻が…

一緒に過ごす刻が…


       幸せ…


だった…

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