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素敵な飼い主様

第4章 ダンスパーティー



「あれ、あんた・・・」


「・・・え?」



鼓動を乱す、静かな声が耳に届いた。



ポンッと肩を叩かれて、あたしは振り返った。


涙目だったから、素早く目を振って、声をかけた人を見る。



あたしは、固まってしまった。



あ・・・・・・。



忘れもしない



「紫苑・・・?」



「椎名・・・様」



”元ご主人様”だった。




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