テキストサイズ

素敵な飼い主様

第4章 ダンスパーティー




少し昔話をしよう。



実は、あたしは昔からだらしのない女ではなかった。




高校卒業してすぐ、親のいないあたしは、職業探しをしていた。



そこで見つけたのが、椎名様の屋敷で使用人として働くことだった。



使用人になったっていっても、椎名様を見ることはできない。



見られるのは、彼の助手だけ。
使用人はただの雑用だった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ